日本の投資

アマゾン森林破壊と日本

日本の投資

 アマゾン森林が急速に消えつつあります。破壊がもう少し進むと回復は不可能な地点に達すると指摘されています。アマゾン森林が喪失してしまえば300万とも言われる生物の絶滅、そして気候変動もさらに激化することが予測されます。どうすればその破壊を止めることができるでしょうか?

 実は、この破壊をもたらしているのは、破壊の火に油が注がれ続けているからだということがわかっています。つまり、アマゾンを破壊する産業を支える融資が世界から集まっているというのです。この油を注ぐことを絶たなければアマゾン破壊は止まりません。今、世界でアマゾン破壊をもたらす資金への批判が高まっています。残念ながら日本はその大きな破壊の資金の供給源となっています。

 アマゾン破壊の原因は主に2つあります。1つは鉱物資源開発であり、もう1つは農畜産業による開発です。アマゾンの大規模な鉱山開発、大カラジャス計画のマスタープランを作ったのは日本政府で、アマゾンには日本のアルミニウム精錬のための巨大ダムが作られています。

 そして農畜産業においても、このアマゾン破壊の前史となったセラード開発を大規模に始めたのは日本の政府開発援助(ODA)のプロジェクトでした。

 セラードはブラジル中央部高原に広がるサバンナ地帯で、アマゾンに隣接し、アマゾンの水源の1つともなっています。ここに大豆の巨大な耕作地帯を作り出したきっかけとなったのが日本のODAでした。

 そして、さらにわたしたちの年金もこの森林破壊に使われているという告発がブラジルから届きました。日本語訳を作りましたので、ぜひご覧ください。

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